横浜中華街のグルメは多様化しており、食べ歩きグルメや食べ放題など、手頃な価格で中華料理を楽しむための選択肢が増えています。しかし、本格的な中華料理のフルコースを楽しめる老舗の料理店ももちろん健在です。本格中華でぜひ食べてほしいのは、やはりフカヒレです。特に私のおすすめは、萬珍楼。お値段は結構張るのですが、一度興味に負けて奮発してから、特別な日に食べるお気に入りメニューになりました。特に萬珍楼は日本人の口に合う味付けなので、癖のあるアジア料理が得意ではないという人にもおすすめできます。本当に、その辺のホテルの中華料理店で出てくるものより余程美味しいので、ぜひ行ってみてください。それ以外にも、横浜中華街の歴史ある老舗店の中から厳選した5店をご紹介します。
萬珍楼
萬珍楼は、明治25年の創業以来120年の歴史を誇る中華街の老舗です。
震災や空襲で焼失してもひるむことなく店を再建し、本格広東料理の伝統の味を守ってきました。萬珍楼の料理には化学調味料が一切使用されておらず、厳選された食材本来の味を最大限に引き出す調理方法によって極上の広東料理に仕上げられています。萬珍楼専属のパティシエやソムリエが提供するデザートやワインも逸品ぞろいです。
萬珍楼:http://www.manchinro.com/
牌珍楼
高級感ただようエントランスが特徴の牌珍楼(へいちんろう)は、横浜中華街でも屈指の広東料理の銘店です。料理長のこだわりは、新鮮で上質な食材の追求と有機無農薬野菜の使用です。また、化学調味料や添加物を使用することなく素材の良さを引き出すことにも力を注いでいます。
牌珍楼:http://www.heichin.com/
同發本館
同發(どうはつ)は、明治の創業以来中華街の伝統を守り続けている老舗中華料理店です。中華街の中では広東料理店の代表格として、多くの人々に親しまれてきた銘店です。土日祝日のみ限定販売される「今月の逸品」では、厳選した食材を生かした料理が提供されます。同發名物の香港スタイルランチは860円とリーズナブルで、数種類の料理から好きなメインを一品選択できます。「特選コース」には、1人前4,860円から16,500円まで5種類のメニューがあります。
同發本館:http://www.douhatsu.co.jp/honkan/
華正楼新館
昭和14年創業の華正楼は、横浜中華街の中でも格式高く異国情緒あふれる内装が特徴の老舗です。コース料理は6,000円から30,000円までの6種類があり、ランチコースは3,000円からとなっています。コース料理にアラカルトや季節のおすすめを合わせると、メニューは約300種類にもなります。
華正楼新館:http://www.kaseiro.com/shinkan/
重慶飯店本館
1959年(昭和34年)創業の重慶飯店本館は、本格四川料理の専門店として長く愛されてきた老舗です。創業60周年を記念してリニューアルされた本館の外観は、世界的に有名な香港のデザイナーのアラン・チャン氏が手がけたものです。ランチメニューやグランドコース、アラカルトメニューに続いて新たな名物として個室で楽しむ「火鍋」も登場するなど、さまざまなメニューが用意されています。
重慶飯店本館:https://www.jukeihanten.com/